高山植物の開花情報

旭岳ロープウェイ姿見駅周辺で見られる花の情報です。最新の情報はセンターブログも併せてご覧ください。また、歩道の状態、トレッキングの注意事項に関しては、「登山道・探勝路情報」のページをご参照ください。

◆姿見駅周辺の高山植物について(開花時期のめやすと現況) 


▼高山植物の開花時期は、雪融け時期やその年の天候・気温によって、大きく前後します。特に、エゾコザクラ・チングルマなど、雪の多い場所に生育する高山植物(雪田植生)は、開花時期の変動が大きくなります。

・右側は現在の状態です(2015/09/09) ○:見頃 ↑:咲き始め ↓:下り坂 -:花無し

ミネズオウ
(峰蘇芳)
Loiseleuria procumbens
雪があまり積らない場所に生育し、雪融け直後から開花を始めます。
姿見平の標準開花時期6月中旬―下旬。
-
メアカンキンバイ
(雌阿寒金梅)
Potentilla miyabei
第一~第三展望台周辺など、積雪が非常に少ない場所に生育しており、開花時期が長い高山植物です。
姿見平の標準開花時期 6月中旬-7月中旬
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キバナシャクナゲ
(黄花石楠花)
Rhododendron aureum
雪融け後、10日前後で開花が始まり、2週間前後で見頃になります。大きな群落があります。
姿見平の標準開花時期 6月中旬―下旬
-
エゾコザクラ
(蝦夷小桜)
Primura cuneifolia
var. cuneifolia
遅くまで雪が残る場所で生育します。雪融けから10日-2週間で見頃になります。
姿見平の標準開花時期 6月下旬―7月中旬 
-
ジムカデ
(地百足)
Harrimanella stelleriana
遅くまで雪が残る場所で生育します。雪融け直後に開花します。
姿見平の標準開花時期 6月下旬―7月中旬
-
エゾノツガザクラ
(蝦夷栂桜)
Phyllodoce caerulea
中間的な積雪量の場所に生育し、雪融けから2週間前後で開花、次第に花数が増えます。
姿見平の標準開花時期 7月上旬―中旬
-
チングルマ
(稚児車)
Sieversia pentapetala
雪が比較的多い場所に生育しています。雪融けから3週間前後で、開花・見頃になります。
姿見平の標準開花時期 7月上旬―中旬
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イソツツジ
(磯躑躅)
Ledum palustre
ssp. diversipilosum
雪融け後、3週間前後で開花・見頃になります。キバナシャクナゲと同じ場所で見られることが多いです。
姿見平の標準開花時期 7月上旬―中旬
-
イワブクロ
(岩袋)
Penstemon frutescens
風などの影響で雪が積りにくい場所に多く生育しています。比較的長い期間咲いています。
姿見平の標準開花時期 7月上旬―下旬
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アオノツガザクラ
(青栂桜)
Phyllodoce aleutica
エゾノツガザクラと混生していることが多く、少し遅れてクリーム色の花を咲かせます。
姿見平の標準開花時期 7月中旬―下旬
-
ミヤマリンドウ
(深山竜胆)
Gentiana nipponica
エゾコザクラと同じ場所に生育していることが多く、雪融けから3週間程度で開花が始まります。雨天などは閉じていることが多いです。
姿見平の標準開花時期 7月中旬―8月中旬
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ミヤマアキノキリンソウ
(深山秋麒麟草)
Solidago virgaurea
ssp. leiocarpa
別名コガネギク。山の斜面の残雪もほとんど消える時期に咲きます。雪融けから開花まで4―5週間程度。
姿見平の標準開花時期 7月下旬―8月中旬 
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エゾオヤマリンドウ・エゾリンドウ
Gentiana triflora
var. japonica
f. montana
高山植物の中では、最も遅い時期に咲く花です。開花時期は夏の天候や気温により前後するようです。
 姿見平の標準開花時期 8月中旬―9月上旬
-

姿見平、高山植物の開花と風景

ロープウェイ姿見駅から、夫婦池・姿見池をめぐるトレッキングコースについて花や風景を紹介します(6月の雪解け時期から9月・10月に再び積雪するまで)。

日々の様子は、「ビジターセンターblog」をご覧ください。

上:第4展望台~姿見展望台間 (6月上旬)    下:雪解けのすり鉢池(左)と鏡池(右) [afresh]
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上:第4展望台~姿見展望台間 (6月上旬)    下:雪解けのすり鉢池(左)と鏡池(右)

6月 -June-

 6月上旬は、姿見駅や池の周辺も、大部分が雪に覆われ、雪解けが遅い年は、ほとんど"雪原"の場合もあります。
 周囲より先に雪解けが早い場所では、ミネズオウやメアカンキンバイなどが開花をします。キバナシャクナゲも、例年中旬頃から花数が増えてきます。

 気温が下がると季節が冬に逆戻りすることもあり、咲いた花の上に雪が積ったり、霜が降りて凍ることも珍しくありません。

 姿見の池や夫婦池(すり鉢池と鏡池)は、雪解け時期の晴れた日、光の加減でエメラルド色に見えて人気です。動物や野鳥も活動的になり、ノゴマなど夏鳥のさえずりが聞こえ始めます。
 中下旬にかけて、写真撮影やバードウォッチングに訪れる人も増え、夏に向けて賑やかになっていきます。

 雪解けが早い年では、6月末からエゾノツガザクラやチングルマなど、初夏の花がポツポツと咲き始めることもあります。

上:残雪と高山植物のお花畑          下:鏡池とミヤマアキノキリンソウ(7月下旬) [afresh]
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上:残雪と高山植物のお花畑          下:鏡池とミヤマアキノキリンソウ(7月下旬)

7月 -July-

 花の種類や数が一番多い時期です。
 チングルマの白い花がエゾコザクラやツガザクラ類と混生して開花し、カーペットのように地面を覆います。
例年、上旬から中旬にかけて、最も花数と人出が多くなりますが、雪解けが遅い年は、20日過ぎに花数が増えることもあります。

 これら初夏の花が咲く時期、コースの一部には、まだ残雪があります。
平地との気温差が大きく、特に霧や雨の日は、日中でも10℃以下のことがあります。

 ミヤマリンドウやイワブクロといった、青色の花も7月に開花を始めます。
下旬になると、黄色のミヤマアキノキリンソウが増えます。姿見駅前など遅くまで雪が残る場所は、他の場所より遅れて、チングルマやエゾコザクラの開花が見られます。

上:チングルマの種子を食べるエゾシマリス  下:エゾオヤマリンドウ(エゾリンドウの高山型) [afresh]
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上:チングルマの種子を食べるエゾシマリス  下:エゾオヤマリンドウ(エゾリンドウの高山型)

8月 -August-

 花のピークである7月、紅葉シーズンの9月に比べ、少し人出が減ります。
じっくり写真をとったり、エゾシマリスなどを探したい人におすすめです。この時期は、夏休みの家族旅行も多いようです。

 早い時期に咲いた高山植物は、花のあとの種子をつける時期です。コケモモやクロウスゴの実が色づきはじめ、チングルマは綿毛になります。(綿毛に種子がつき、風で飛ぶ)

 8月の上川盆地は気温が30℃以上になることもある盛夏ですが、姿見駅周辺で20℃を越える日は年間数日です。

中旬からは、エゾ(オヤマ)リンドウの青い花が咲き、はやくも初秋の気配です。日の入りの時刻が次第に早くなります。

上:クロウスゴの熟した果実と紅葉       下:ウラジロナナカマドの紅葉 [afresh]
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上:クロウスゴの熟した果実と紅葉       下:ウラジロナナカマドの紅葉

9月 -September-

 上旬はリンドウの仲間がまだ咲いていますが、ほとんどの高山植物は種子や果実が熟する時期です。

 9月の大雪山は「日本で一番早い紅葉」が見られる場所として知られ、全国からたくさんの人が訪れます。姿見付近でウラジロナナカマ」の葉が紅くなるのは9月の中旬からが多いが、年により2週間以上前後します。

 チングルマやクロウスゴなどの高山植物も紅葉し、地面を紅く彩ります。

 紅葉時期は初雪や初霜の季節で、ロープウェイ姿見駅や姿見池の周辺の歩道上に雪や霜があることも珍しくありません。

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10月 -October-

例年10月になると、紅葉は山を降りていき、天人峡など標高が低い場所が見頃になります。
姿見駅や姿見池周辺では雪が積ったり融けたりを繰り返し、次第に根雪になります。姿見池や夫婦池には氷が張り、その上に雪が積ります。

背丈が低い高山植物の多くは、雪に覆われた状態で春までの半年以上を過ごします。
(積雪は、厳冬期の低温や強風を遮ると考えられています。風向きや地形などの影響で、雪が積もりにくい場所に生育する高山植物の種類もあります。)

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